NO.112 H30.12.1

先週に引き続き、「当たり前のこと」について書きます。

 

前回のHさんと同様に、僕も常々「当たり前のこと」を大切にしたいと思っています。

なぜなら、「当たり前のことを大切にしていけば、道は必ず開けていく」と信じているからです。

 

何事にも当てはまることですが、例を挙げるならば、国語の文章読解です。

文章読解が苦手な生徒は大勢います。いや、毎年確実に増え続けています

それはやはり「当たり前のことを大切にしていないから」だと僕は思います。

 

僕が考える「文章読解における当たり前のこと」とは、

「筆者の言いたいことをわかろうとすること」です。

(「筆者の言いたいことがわかること」ではありません)

 

「筆者の言いたいことをわかろうとする」からこそ、

意味のわからない言葉を見つけたら辞書で意味を調べようとするのです。

 

「筆者の言いたいことをわかろうとする」からこそ、

意味がわかるまで何度も何度も音読をしようとするのです。

 

「筆者の言いたいことをわかろうとする」からこそ、

指示語が指す内容を1つ1つきちんと考えようとするのです。

 

こういう勉強は、時間はかかりますが、

文章読解がどんなに苦手な生徒でもSS55くらいまでは確実に引き上げてくれます。

「当たり前のことを大切にする」というのはそういうことなのです。

ちなみに、SS60を目指す生徒には「SS60を目指す生徒にとって当たり前のこと」

SS70を目指す生徒には「SS70を目指す生徒にとって当たり前のこと」を大切にする必要があります。

 

 

文章読解に限らず、僕は勉強を通じて、塾生のみんなに

「当たり前のことを大切にする」ことの素晴らしさや面白さを伝えていきたいと考えています。

そして、学びの森を「当たり前のことを大切にする生徒で満たされる塾」にしたいのです。

 

「自分が結果を出せなかったのは、当たり前のことを大切にしていなかったからだ」

そう実感したその瞬間から、人生は大きく大きく変わり始めます。