今回も「当たり前のこと」についてです。
2回にわたり「文章読解における当たり前のこと」について書きましたので、
今回は「英語学習」について書いてみます(「英会話」ではありません)。
英語学習とは、つまるところ「壮大な慣れ」だと僕は考えています。
「日本語とは全く異なる言語である英語に日本人がいかに慣れていくか」
これが主要命題なのです。
したがって、慣れるためにはやはり「反復練習」が必要不可欠となります。
繰り返さずに慣れることなどできませんからね。
ということで、僕が考える「英語学習における当たり前のこと」とは、
「習ったことを徹底的に復習(反復練習)すること」となります。
復習(反復練習)を徹底することで、「英語そのものに慣れていく」のです。
けれども、ただ反復練習をしているだけで英語はできるようになりません。
それは、中高6年間も英語を習い続けているにもかかわらず
高3生の約8割が英検3級レベル(中3程度)の実力しかもっていない
という事実が証明しています。
復習には「やり方」があるのです。
特に英語はこの復習のやり方によって学習効率がまったく異なってきます。
企業秘密でもあるのであまり多くは書けませんが、
ポイントは「良質な音読の積み重ね」と「英語のルールの正しい理解」の2点です。
もちろん、これらも英語を学習するうえで「当たり前のこと」なのです。
「当たり前のことを大切にする」
ほとんどすべてのことを可能にしてくれるこの考え方(やり方)を
塾生全員が身につけることを僕は願ってやみません。
来週は2学期最後のお便りですが、また「当たり前のこと」について書こうと思います。