NO.129 H31.4.20

「理解力」についてまた書いてみます。

 

繰り返しますが、理解力は「物事を理解すればするほど身につく力」です。

そして、「理解する」とは「わからないこと(わかっていないこと)がわかる」ということです。

ということは、

理解力は「『わからないこと(わかっていないこと)がわかる』という経験が増えれば増えるほど高まっていく」

ということになります。

 

したがって、理解力を高めるためには

「まずは『わからないこと(わかっていないこと)』がなければならない」

ということになります。

 

僕が授業中に

「どんな質問にも必ず答えるから、『なんで?』と思える生徒になってほしい」

とよく話すのは、そういう理由なのです。

 

イメージしてみてください。

「なんでなんだろう?」「どうしてそうなるんだろう?」と思いながら授業を聴いている生徒と

何も疑問に思わずにただ聞いている生徒とでは、

どちらが「あっそうか!」と思えるでしょう?

答えは言うまでもありませんね。

 

人は「なんで?」と思うからこそ「あっそうか!」とわかるのです。

「?」を出せるからこそ「!」も出せるのです。

 

だからこそ、理解力を身につけるには「わからないこと」が必要であり、

その「わからないことがわかるまでのプロセスで理解力は身につく」のです。

「?」から「!」の間で理解力は身についていくのですね。

そう考えると、先週の「知識をいくら身につけても理解力は高まらない」ということも

改めておわかりいただけるのではないかと思います。

 

「?」があるから「!」もある。

「?」が増えれば増えるほど「!」も増える。

そうやって、理解力は高まっていきます。

逆に、「?」がなければ「!」もありません。

そう考えると「あること」が説明できます。

その「あること」とは?

 

 

 

と書いてきましたが、

実はまだ今回書きたかったことにたどり着いていません…。

書きたかったのは、「あること」のさらに先にある内容なのです。

でも、あまりにも長くなってしまったようです(そんな予感はありましたが…)。

よって、来週にします。

是非また読んでみてくださいね。

(来週はGW前に塾生全員に配布したいので水曜日に発行します)