No.133 H18.6.24

 26日(月)の道新の朝刊に創優会の夏期講習募集チラシが入ります。最近、「アルバイト講師は一切いません」ということを宣伝文句にしている塾が増えてきたので、今回はあえてそれに反応し、「確かに塾講師にアルバイトはふさわしくない。しかしだからといって、社員であればそれでいいという訳でもないでしょう」という内容にしました。つまり、「アルバイト講師」や「社員講師」とは別に「プロの講師」が存在すると主張したかったわけです。

 では、「プロ講師」と「非プロ講師」の違いは何かといいますと、「高校入試までしか教えられない講師」なのか、「大学入試まで教えられる講師」なのかで容易に見分けられると思います。

 実際のところ、札幌の英語科講師で「大学入試やTOEIC」まで指導できる講師はほとんどいないのが現状です。数学や国語でも同様で、「大学入試」まで指導できる講師はほぼ皆無の状態です。

 ただ、ご父母の皆様方には「別に大学入試が教えられなくたって、高校入試をしっかり指導してもらえればいい」という考えもあると思います。しかし、大学入試の指導ができないということは、「高校入学後の勉強を想定した指導ができない」ということも意味します。したがって、「高校入試しか教えられない」ということは同時に「高校受験が終わればさようなら」ということになってしまうのです。実際のところ、例えば野球で「中学生なら指導できるが高校生は指導できない」というコーチがいるとしたら皆さんどう思いますか?僕はそんなコーチには一切指導を受けずに、最初から「ずっと指導できる」コーチに可能な限り指導してもらおうとします。その方が間違いなく良い指導が受けられますので。

 幾度となく書いてきましたが、僕が創優会を媒介としてやりたいことは「人材育成」です。具体的に言えば、「どんな時代や社会になっても生き抜いていける人材を育てたい」のです。ですから、創優会には「高校入試どまり」や「大学入試で終わり」といった価値観は一切ありません。「いつまでも自分のより所となり自らの軸となる何か」を塾生たち一人一人の心の中に育もうと思っています。したがって、授業はもちろん教材選定やカリキュラムの組み方に至るまで、全てが「人材育成」という観点から考えて構成されています。

 実際、今回の定期試験では今までなかなか頑張れなかった生徒が少しずつ頑張れるようになってきたと感じられているのですが、この流れが創優会の「とにかく頑張ることが一番大切」という指導理念からもたらされたものであれば幸いです。

 夏期講習まで残り1か月。この期間に塾生一人一人がもう一度「自分を追い込んでみるような勉強」をしてくれれば、8月の道コンや二学期にさらなる飛躍が期待できるはずです。定期試験が終わっても「しばらく勉強はいいや」などと思わずに、改めて勉強に向き合うみんなの姿を僕は期待し、信じようと思います。

〈今週のMVP〉

 今週のMVPは中2クラスの伊勢聖月さんです。定期試験の結果がすべて確定したわけではないのですが、5科目を総合的にみて最も飛躍的に伸びたのが彼女です。特に最後の追い込みと絶対に成績を上げるのだと宣言をして取り組む姿勢はアッパレでした。このまま夏期講習も期待したいと思います。