夏期講習直前のお便りで僕は、
「勉強って本気でやったらこんなに成果が出るんだ!」とみんなに実感してほしい、
と書きました。
塾生のみんなに「物事に本気で取り組める人間」になってほしかったからです。
でも、それは夏期講習に限ったことではありません。
僕は塾生のみんなにいつも「物事に本気で取り組んでほしい」と願っています。
いつもいつも「とにかく本気でやってみてほしい」と心の底で願っています。
実は、僕も何をするにも中途半端な人間でした。
残念ながらあまり良い結果も残せていませんでした。
もちろん、そんな自分に自信なんて持てるはずもなく、
ただただ自分が嫌いでした。
でもある時、自分に言い訳をせず、とにかくがむしゃらに3か月ほど勉強してみたら、
一気に勉強がわかり、勉強の楽しさもわかり、視界が開けました。
そして、「そうか、自分はこうしてやっていけばいいんだ!」と理解できました。
その瞬間から、僕は「僕の本当の人生」を生きています。
毎日失敗だらけですけれど、でも自分の人生を自分の足で歩んでいます。
自分に納得しながら日々生きていくことができています。
「こんな自分にできて、塾生のみんなにできないはずがない!」
その思いが僕にこの仕事を続けさせています。
僕はみんなにも「自分はこうやって生きていけばいいんだ!」と実感してほしいのです。
「自分の力で生きていくことの喜び」を強く感じてもらいたいのです。
「めんどくさい」という気持ちを捨てて、とにかく思いっきりやってみれば、
そして、その頑張りをなんとか続けられれば、
だれでも「自分の本当の人生」を始めることができます。
だれでも自分に納得しながら生きていくことができます。
こういうことを僕は塾生のみんなに願っています。
本当にいつもいつも願っています。
「学びの森」という私塾は僕の願いそのものなのです。
二学期からまた塾生ひとりひとりと向き合って、
本気で指導していこうと思います。
1人でも多くの塾生が本気になってくれることだけを願いながら。