No.147 H18.10.14

 いつも長いので、今週は短く。

 「競争社会」や「受験戦争」などと言われて久しくなりますが、僕の本音としてはこの世の中に「競争」など存在しないと思っています。そんなものはどこにも見当たりません。あるのはただ「自分がやるべきことをやったかどうか」という事実だけです。つまり、「やるべきことをやった人間」は必ず成功し、「そうでない人間」は失敗するというだけの話なのです。こう言い切ってしまうと、「そうとは限らないよ」という声も聞こえてきそうなのですが、事実なのだから仕方ありません。「自分がやるべきことをやりさえすれば必ず成功する」のです。

 しかし、問題は「自分のやるべきことが何かわからない」ということでしょう。実際ほとんどの人がここで壁にぶつかります。でも、それに対する僕の答えは「自分のやるべきことが他人にわかるはずがない」というそっけない一言だけです。その答えが見つけられるかどうかも結局「自分次第」なのです。僕は本気でそう思っています。

 もう一度だけ書きます。この世界に競争などありません。あるのはただ「自分のやるべきことがわかっている人間の成功」と「自分のやるべきことがわからない人間の失敗」です。この事の意味に気づいた数少ない者が「一人勝ち」していくのが、「資本主義」というシステムなのです。