NO.148 R1.10.12

仕事柄か、「学生」の姿がいつも気になります。

外を歩いていても、電車に乗っていても、とにかく「学生」を見てしまいます。

特に高校生や大学生を見てしまいます。

 

そして、彼ら(彼女ら)を見ながら、いつも同じことを思っています。

 

「自分にとっての『何か』を見つけるんだよ。見つけたら大切にするんだよ」

 

それは必ずしも勉強である必要はありません。

いや、勉強でない方がいいような気もします。

 

もちろん勉強は大切です。「自分の可能性を保証してくれる」ので。

やはり「大卒かそうでないか」で可能性は違いますし、

「一流大学卒かそうでないか」ではさらに可能性が変わってきます。

 

でもそれ以上に、

「何かに心を奪われ、何かに心から笑い、何かに心から悔しがり、何かに心を震わせる」その「何か」が自分にあるのかどうか、それが大切だと思うのです。

 

勉強は可能性を保証してくれますが、人生に『彩り』を与えてはくれません。

 

その対象は何だっていいと思います。

他者からは愚かしく見えるものでもまったく構いません。

部活でも読書でも映画でも旅行でもバイトでもボランティアでも、もう何だっていいでしょう。

とにかく「無我夢中でのめりこめるもの」や「好きで好きで仕方のないもの」があると、

それが自分の人生に『彩り』を与えてくれるのです。

 

 

僕は家にお金がなかったので、大学1年生の頃から塾で週に6日アルバイトをしていました。

それくらい働かなければ生きていけなかったからです。

でも気がついたら、決してお金のためだけに働いていない自分がいました。

大学生の自分を「先生」と呼んでくれ、信じて頑張ってくれている生徒たちの期待に応えることに僕は無我夢中になっていたのです。

 

その日々が僕の人生に『彩り』を与えてくれたのですね。

 

「無我夢中になれるもの」や「好きで好きで仕方のないもの」

そういったものが自分を「どこか素晴らしいところ」へ連れて行ってくれます。

しかも、それは「だれにでも必ず見つかるもの」だと僕は思います。

だからこそ、「自分も必ず見つけられる」と信じ、自分の責任で探し続けてほしいと思います。

 

たった一度きりの人生、彩りに満ちたものにしてほしいです。