NO.156 R1.11.30

自戒を込めて書きます。

 

 

今の子供たちは「与えられること」に慣れすぎています。

あまりにも慣れすぎています。

 

なぜか?

答えは簡単です。

 

子供たちがほしがる前に、「大人たちが与えてしまう」からです。

 

子供が自分でほしがる前に、大人はそれを待ちきれず与えてしまうのです。

しかも、子供が実際にほしがっている物ではなく「親が与えたいもの」を子供に与えてしまいます。

 

そうして、子供は「自分がほしがっていない物を大人に与えられてしまうこと」に慣れてしまいます。

 

この事によってどれだけのものが損なわれたかを、僕はよく考えます。

そして、そのたびに申し訳なく思います。

 

 

今の大人たちも(僕も含めて)「与えられること」に慣れすぎています。

あまりにも慣れすぎています。

 

たとえば、それは「情報」です。

 

行ったこともない場所なのに、ガイドブックやインターネットで「行った気になってしまう」。

食べたこともないお店の料理なのに、同様に「食べた気になってしまう」。

読んだこともない本なのに、やはり「読んだ気になってしまう」。

観たこともない映画なのに、やはり「観た気になってしまう」。

会ったこともない人なのに、やはり「会った気になってしまう」。

 

でも言うまでもなく、

実際に行ってみなければ、食べてみなければ、読んでみなければ、観てみなければ、会ってみなければ、

何もわかるはずはありません。

実際に経験しなくてもわかることなど、本当に何一つないのです。

 

この事によってどれだけのものが損なわれたかを、僕はよく考えます。

そして、そのたびに情けなく思います。

 

 

来週から始まる面談で、保護者の皆様とそういったこともお話しできればと思っています。