NO.157 R1.12.14

インフルエンザに感染してしまい、先週は授業の大半を休んでしまいました。

大変申し訳ございませんでした。

必ず取り返します。

 

休んでいる間に、「子供たちの読解力が低下している」というデータが取り上げられ、

新聞に専門家や知識人による様々な分析が掲載されていました。

 

どれも「一理ある」とは思うのですが、

僕が考える一番の理由についてはまったく触れられていませんでした。

 

子供たちの読解力が低下している最大の理由は、

「そもそも大人たちの読解力が低下している」からです。

 

今の大人たちは明らかに新聞を読まなくなっています。

今の大人たちは明らかに本も読まなくなっています。

僕もそうです。

昔の大人よりも明らかに新聞も本も読めていません。

にもかかわらず、わかった気になっています。

本も新聞も大して読んでいないのに、インターネットで情報だけ集めて

色々とわかった気になっています。

 

でも、忘れてはならないのは、

「今の子供たちはその大人たちをずっと間近で見て育っている」ということです。

 

したがって、色々と分析したり、対策を講じたりするのもいいのですが、

まずは大人たちがそれぞれ自分と向き合い、

「自分はどうあるべきなのか」について考え、改善していく必要があると僕は思います。

 

その姿も子供たちは見ているのですから。

 

読解力低下の問題に限らず、

今の子供たちに生じている問題のほとんどを実は大人たちも抱えています。

同じ人間ですからね。

けれどもそれを棚上げにして(あるいは見て見ぬふりをして)、

大人たちはいつも子供の問題だけ解決しようとします。

 

でもそれは、構造的に間違っていると僕には思えてなりません。

大人が解決できないことは、子供も解決できませんよね。

 

思うに、たとえば子供がつまらなさそうに過ごしていて、

もっと人生を楽しんでほしいと願うならば、

「もっと人生を楽しみなさい!」なんて言う前に、

まずはその大人自身が人生を楽しむべきです。

そしてその姿を子供に見せてあげればいいのです。

それが大人の責任なのだと僕は思います。