No.173 H19.5.12

今週は「交換」の話をします。

たとえば、200万円の車がほしければ、200万円貯めなければ手に入りません。

ほしい車とその車に相当する価値との交換になるからです。100万円しか持っていなければあと100万円貯めるか、200万円の車をあきらめるかのどちらかです。

だれでもわかっている当たり前の話です。

でも、これが買い物以外のこととなるとわかりにくくなる生徒がいます。

たとえば、定期試験です。

5教科合計で450点という目標を立てたとします。

ということは、それを達成するには

「450点取れるだけの勉強をする」ことが必要となります。

自分の勉強とテスト結果の交換なのです。

450点取りたくても400点分の勉強しかしなかった生徒は400点という結果になりますし、

どうしても450点取りたくて一生懸命頑張っているうちに470点分の勉強までした生徒は

470点という結果を手に入れます。

何も難しいことではありません。

買い物と違うのは、「450点分の勉強が目に見えないからわかりにくい」というだけです。

でも、目に見えないだけで、450点分の勉強は確実に存在します。

目に見えないことと存在しないことは同じではありません。

でも僕が困ったなと思うのは、

「450点取りたいと思っているのに450点分の勉強をする気がない」という生徒です。

これでは、「車がほしいのに貯金する気がない」というのと同じです。

そのようななまけ心がある限り、ほしいものは永遠に手に入りません

ただ残念なことに、そういう生徒が少なからずいます。

僕は生徒を次の2種類に大きく分類して見ています。

「どんな努力をしてでも成績を上げたいと思っている生徒」と

「成績を上げたいけれどなるべくラクして上げたいと思っている生徒」です。

もちろん本当に成績が上がるのは前者で、後者は上がるはずがありません。

でも、後者の方が圧倒的に多いのが現実です。

目標を実現したいのなら、その目標と同程度の何かを用意しなければなりません。

買い物なら、ほしい物と同程度お金。

受験なら、志望校合格と同程度の実力。

そして、お金も実力も行動を起こさない限り手に入りません。

でも、逆に言うと、目標と同程度のものさえ用意すればそれは必ず手に入るのです。

「ラクしたい」などというなまけ心を捨てて一生懸命取り組めば、いつか必ず手に入ります。

僕はこのことに気づいた時、気持ちが楽になりました。

少なくとも「結局、何事も自分次第なんだ」と気づけたことは

僕にとってとても大きかったように今でも思います。