No.197 R2.12.5

塾の仕事を長年続けてはきましたが、

僕は「学力」という言葉があまり好きではありません。

なぜなら、「学力」には有効期限があるからです。

 

確かに「学力」があれば受験に受かることはできます。

つまり「学歴」を手に入れることはできます。

 

でも、言ってしまえばそれで終わりです。

いくら「学力や学歴」があっても、他人の気持ちがわかるわけではありません。

したがって、他者とのコミュニケーションにはまるで役に立ちませんし、

子供の気持ちもわかりませんから子育てにも役立ちません。

また、言うまでもありませんが、「学力や学歴」は人間性や人格とも無関係です。

 

つまり、「学力や学歴」は、「世の中に出るまで」は役に立っても、

「世の中に出てから」はほとんど役に立たないのです。

 

したがって、僕は塾生のみんなに「学力をつけてほしい」とはまったく思っていません。

 

 

僕が塾生のみんなに身につけてほしいのは「学ぶ力」です。

 

「人として、いつでもどこでも誰からでもどんな事からでも学べる(学ぼうとする)

塾生にそういう力を身につけてもらうために、僕はこの塾を続け、生徒たちと毎日向き合っています。

 

「学ぶ力」があれば、他人の気持ちがわかるようにもなり得ますし、

人間性や人格を高めていくことも可能でしょう。

 

さらに、この「学ぶ力」に有効期限はありません。

世の中に出るまでも世の中に出てからも、生涯にわたりずっと役に立ち続ける力です。

 

「学びの森」という塾名からも、

僕が「学力」ではなく「学ぶ力」を大切にしているのはお分かりいただけると思います。

 

いつも授業で話している「考えることと理解すること(?⇒!)も、

「学ぶこと」をより具体的に言い換えただけのことです。

また、最近お便りで「全力を尽くす」ということについて伝え続けていたのも、

全力を尽くすというプロセスにおいて「学ぶ力」は最大限に身につくからです。

もちろん、「考えることと理解すること」にも「全力を尽くすこと」にも有効期限はありません。

 

このように、学びの森では塾生全員に、

「学力」ではなく「学ぶ力」を見につけてもらうことを目的としてすべての指導がなされていますし、

それがまさに「学びの森の理念」なのです。

 

 

長くなりましたが、実は言いたいことはこれからです。

続きを来週書きますので、是非読んでくださいね。