授業でいつも言っていますし、この欄にも何度か書きましたが、
僕が最も大切にしているのは「納得」という言葉です。
極端に言ってしまうと、僕は「どうすれば納得できるのか?」
そして、「どうしたら納得できないのか?」ということばかり考えて生きています。
僕の心も頭も、たえず「納得」という二文字を追い求めているのです。
でも、このことは塾生のみんなにも当てはまる部分があると思うのです。
①まずは、「どこの高校(大学)に行けば自分は納得できるのか?」
あるいは、「どういう高校(大学)ならば自分は納得できないのか?」
という自問から始まります。
②そうして志望校が決まったら、今度は
「じゃあ、どういう勉強をすれば自分で納得できるのか?」
あるいは「どういう勉強をしていたら自分は納得できないのか?」
という自問に変わっていきます。
③さらに、日々の勉強の後で、
「今日の勉強に自分は納得できているのか?」と自分に問うたり、
あるいは、「どうすればもっと納得のいく勉強ができたのか?」
とより深く考えたりすることもできます。
つまり、「納得」という軸をすえることで、
たえず自分を検証し、律することができるのです。
このことは勉強はもちろん、スポーツでも仕事でも何にでも当てはめられます。
僕がこういうことを考えるようになったのは、
「自分が納得できるかどうかは、すべて自分にかかっている」
という事を20代の前半で痛感したからです。
「自分を納得させられるのは自分しかいない」
今でもそう信じています。
もちろん「納得」でなくても構いません。
自分にとって大切だと思える言葉を探し、その言葉を軸にして生きていく。
そういうことを自覚的に行っていくことでだれでも着実に成長していけますし、
「何も考えないで生きている(思考停止している)」ということもなくなると思います。
「自分はどうすれば後悔しないのか?」という考え方もおすすめです。