No.21 H28.10.15

言葉を大切にしようと思っています。

以前よりも強くそう思っています。

 

言葉の乱れは心の乱れにつながるからです。

言葉を粗末にすることは自分の心を粗末にすることになるのです。

 

それだけではありません。

言葉の乱れは、周囲の人間の言葉も乱してしまいます。

ということは、周囲の人々の心の乱れにもつながってしまいます。

少なくとも僕はそう考えています。

 

言葉が穏やかになると、心も穏やかになります。

言葉がだらしなくなると、心もだらしなくなります。

 

人間の本質を表すのが「心」なのだとすると、

同時に、言葉もまたその人の本質を表すのだと思います。

 

「穏やかな心が穏やかな言葉を生む」

普通ならそう考えるのかもしれません。

でもそれは同時に、

「穏やかな言葉が穏やかな心を生む」

ということにもつながるのでしょう。

 

思うに、

「穏やかな心」が「穏やかな言葉」を生み、

その「穏やかな言葉」がまた「穏やかな心」を生み、

その「穏やかな心」がさらなる「穏やかな言葉」を生み、

そのさらなる「穏やかな言葉」がまたさらなる「穏やかな心」を生む。

こういう風に、言葉と心はどこまでもつながっていくのでしょう。

でも残念ながら、これと逆のこともまた起きうるわけです。

そうであるからこそ、僕は言葉を大切にしたいと思います。

いや、いくら大切にしても全然し足りないくらいのものが言葉なのだと思います。