No.23 H28.10.29

 前回、「何のために生きるのか?」について書いてみました。

 そして、「人の役に立つため」「人に喜んでもらうため」という僕なりの答えを書きました。

 さらに、勉強もまた同様であり、

 「いつか人の役に立つために」「いつか人に喜んでもらうために」するものなのではないか、

 とまとめました。

 

 けれども、「人の役に立つ」「人に喜んでもらう」と口で言うのは簡単ですが、

 具体的にどうすればいいのかよくわからないという人もいるでしょう。

 あるいは、「人の役に立つ」「人に喜んでもらう」ということにとらわれ過ぎて、

 息苦しくなってしまう人もいるかもしれません。

 いずれにせよ、あまり良いこととは言えませんよね。

 

 では、どうすればいいのでしょうか?

 「自分のやりたいこと」で人の役に立てばいいのです。

 「自分のやりたいこと」で人に喜んでもらえばいいのです。

 

 まずは、「自分が本当にやりたいことは一体何なのか?」を本気で考える。

 そして、それを見つける。

 それから、そのやりたいことを本気でやり続ける。

 それで十分だと僕は思うのです。

 なぜなら、自分のやりたいことを本気でずっとやり続ければ、

 いつか必ず「人の役に立つ自分の姿」や「人に喜んでもらえる自分の姿」がイメージできるからです。

 世の中はそういう風にできているのだと僕は思います。

 

 ただし、注意してほしいのは、

 「自分のやりたいこと」と「自分の好きなこと」は似て非なるものだということです。

 

 「自分のやりたいこと」の先にはやりがいや生きがいがありますが、

 「自分の好きなこと」の先にはどちらもありませんから。

 好きなことはどこまで行っても「好きなこと」でしかないのです。

 

 ここであえて言うなら、

 「自分のやりたいこと」を見つけるためにこそ勉強は存在するのです。

 少なくとも僕はそう信じています。

 実際に、勉強をし続けていくことで、「自分のやりたいこと」を見つけた人は大勢いますし、

 僕もその一人ですから。

 

 そういう意味では、

 勉強は「自分の可能性そのものを広げてくれるもの」なのでしょう。