前々回は「人の役に立つこと」と「人に喜んでもらうこと」について書き、
前回は「自分のやりたいことをするということ」について書きました。
そこで今回は、「自分のやりたいことの見つけ方」について書いてみたいと思います。
「自分のやりたいこと」を見つけるために必要なことは、
僕が思うに「日々のすべて」です。
日々のあらゆる経験やすべての営みが
「自分のやりたいこと」を照らし出してくれると思うのです。
勉強、習い事、スポーツ。
家族との関係、友人関係、上下関係。
人との出会い、人との別れ。
成功体験、失敗、挫折、挫折から立ち直る経験。
恋愛、失恋。
頭が真っ白になるような緊張体験、どこにでもあるなにげない日常の時間。
反省したい自分、反省してもまたやってしまう自分、どうしても反省したくない自分。
うそをつくこと、うそをつかれること。人を裏切ること、人に裏切られること。
だれかに話したくなるような経験、だれにも話したくないような経験。
自分と向き合う孤独な時間、だれかと何かを共有する時間。
大切な人の死。新しい命の誕生。自分の死を想う時間。
挙げていけばまだまだきりがないのですが、
こういったことのすべてが
「自分が本当にやりたいこと」につながっていきます。
「自分が本当にやりたいこと」を教えてくれます。
つまり、自分の身に起こるすべてのことが
「自分のやりたいことへとつながるメッセージ」なのです。
このメッセージを受け止めながら、なるべく自分にうそをつかずに生きていく。
そうすれば、必ず見つかります。
「自分のやりたいこと」が。そして、「自分の歩むべき道」が。
「自分のやりたいこと」を探しながら生きていく。
やってみればわかりますが、このこと自体が実はとても面白く、豊かなことです。
就職活動が始まってから慌ててやるというような事態にならないように、
今のうちから少しずつ取り組んでみてほしいと思います。