No.27 H28.11.26

「当たり前のことが当たり前にできる」

よく言われることではありますが、本当に大切なことだと僕は思います。

実際に当たり前のことが当たり前にできたら、

その人は何をしてもどんな分野でも成功できると思いますし、

もちろん受験においても、第一志望校にほぼ間違いなく合格できるでしょう。

 

でも、ここで1度考えてみたいのです。

「当たり前のことが当たり前にできる」というのは

わかりやすく言うとどういうことなのでしょう?

 

僕はこう考えます。

 

「当たり前のことが当たり前にできる」ためには、

「想像力=イメージする力」が必要だ、と。

 

たとえば、北大を志願している生徒にとって「当たり前のことが当たり前にできる」ためには

「北大に合格できる生徒にとって何が当たり前のことなのか」がわからなければなりません。

それを理解するために「想像力=イメージする力」が必要なのです。

実際のところ、合格する生徒と合格できない生徒は紙一重の実力差ではないのです。

合格する生徒は「合格して当たり前の勉強」をしていますし、

そうでない生徒は「合格できなくて当たり前の勉強」をしているのです。

したがって、まず「合格するためには質・量ともにどのような勉強をしなければならないか」を

しっかりとイメージすることが受験勉強の第一歩になります。

 

そして、そのイメージが具体的なものになればなるほど行動しやすくもなります。

「この勉強をしていけば自分も合格できる!」とはっきりイメージできるのですから。

つまり、「想像力」が「行動力」も呼び起こしてくれるのです。

 

まとめます。

①「当たり前のことが当たり前にできる」生徒はほぼ間違いなく合格できる。

②「当たり前のことが当たり前にできる」ためには「想像力=イメージする力」が不可欠だ。

③「当たり前のこと」をイメージできれば、行動しやすくなる。

④あとは「当たり前のこと」を日々やり切るだけ。

こういうことになります。

 

たとえば「危機感」というのも、つまるところ想像力の産物です。

ということは、想像力に乏しければ危機感さえも抱けないということになってしまいます。

 

そういう意味で、人間関係においてのみならず勉強や仕事においても

「想像力=イメージする力」がもっとも大切な要素なのではないかと僕は考えます。