No.283 H21.10.17

A君とB君がそれぞれ100万円ずつ持っていたとしましょう。

A君はそのお金を親から与えられました。

B君はそのお金を自分の力で稼ぎ、貯めました。

この二人の所持金は同じですが、

「お金を手に入れる過程で得た経験値」に大きな差があります。

さらに「自分でお金を稼いだという自信」にも雲泥の差があります。

A君はどちらもゼロなのですから。

 

でも、この話はお金に限られるものではありません。

 

僕はこう思っています。

「生まれつきの才能だけで生きていけるほど世の中は甘くない」

 

たとえば、

生まれつき「スポーツ10」という才能を持っていたとしたら、

その子はそのままではやっていけません。

自分の頑張りで「スポーツ10」を「スポーツ20」にできたら、

その増加した「10」の分だけやっていけます。

なぜなら、その「10」の増加分がその子の「人間としての力」となるからです。

自分の力で得たものでしか人は生きていけないし、

自分の力で得たものしか他人は評価しないのです。

「人間としての力」こそがすべてなのです。

 

人は誰でも必ず「持って生まれた何かしらの才能」は持っていると思うのです。

でも、「その才能だけでは生きていけない」のも確かです。

その才能は「親から与えられたお金」と変わらないのですから。

 

つまるところ、

「生まれつきの才能」は結局のところゼロに等しいのです。

僕は「才能なんて別になくてもいい」とさえ思っています。

「その才能にあぐらをかいて頑張ろうとしない人間」を大勢見てきましたから。

 

だから、「自分には才能がない」なんて嘆くくらいなら、

とにかく「今目の前にあるもの」に精一杯取り組んでみる。

理屈抜きで「今目の前にあるもの」を全力でやってみる。

そうすれば、それが何であれ必ず「人間としての力」は向上します。

その頑張りは決して無駄にはならず、すべて「自分の財産」になります。

 

たった1度きりの人生。

お互い悔いのないものにしましょうね。