No.375 H23.12.17

行動につながらない「気づき」

行動につながらない「学び」

行動につながらない「悟り」

 

近頃こういったことが恐ろしく感じられるようになってきました。

 

行動につながっていないということは、すべてが垂れ流されているわけです。

「単に気づいただけ」「単に学んだだけ」「単に悟っただけ」ということです。

にもかかわらず、「気づき」や「学び」や「悟り」があるだけで

人間はどうしても以前の自分とは違うと思ってしまう。

わかったような気になってしまったり、どこかしら満足してしまったりする。

そこには「気づき」や「学び」や「悟り」こそが

その人間の成長を阻害しているという皮肉な構造が見えてきます。

 

こういったことが僕には恐ろしく感じられるのです。

 

もちろん、行動すればそれでいいということではありません。

マイナスの行動というのもありますから。

でも、「気づき」や「学び」や「悟り」に関しては

行動につながらなければ無意味だと言いきれます。

 

「今日はたくさんの気づきがあって有意義だった」

「今週はいろいろと学びの多い週になった」

などとどこかで満足げに思っていた自分が情けなくなりました。

 

1日にたった1つでもいい。

まずはとにかく行動に移してみる。それを続けてみる。

その過程で得られるのが本当の「気づき」であり「学び」であり「悟り」なのだと思うのです。

 

一日一歩ずつ。一日一歩だけ。

でもその歩みこそがまさに自分の成長である。

そういう自分の身の丈に合った生き方が、

特にこれからのは時代には求められていくように僕は思います。