No.381 H24.2.11

たとえばの話です。

定期試験の勉強を予定通りにしっかりとやり切った生徒は、

試験当日を前向きに迎えられると思うんです。

もちろん、緊張もするとは思います。

でも、納得のいく勉強ができたのであれば、

試験を受けること自体が楽しみにもなると思うんです。

 

仕事も同様です。

期限までに納得のいく準備ができれば、

どんなに重圧のかかる大きな仕事でも(たとえば商談やプレゼン等)、

最後の最後まで前向きに取り組むことができるようになります。

 

この前向きな心こそ「自分に期待できる」という心理状態です。

この「自分に期待できる」という状態まで自分を持っていければ、

逆境が逆境でなくなってしまうのです。

 

定期試験でも高校受験でも大学受験でも就職活動でも、

とにかく自分にやれることはしっかりとやり尽くす。

その結果として「自分に期待できる」状態になる。

これこそ、「物事に楽しく取り組める秘訣」であり、

みんなにとっては「大人になるための準備」でもあるのだと僕は思います。

むしろ、そういったことを学び経験するために

定期試験や高校受験や大学受験や就職活動があると言っても

あながち間違ってはいないような気がします。

 

もちろん、「自分に期待できる」状態が

最も成果を出しやすい精神状態でもあるのは言うまでもありません。

 

「自分に期待できるようになりたい」と思って努力してみるのも素晴らしいですね。

その時点でその人の眼は輝き、力を帯び始めるはずです。

間違いなく魅力的な人間への階段を昇っていくことでしょう。

 

ちなみに僕は就職活動を「自分に期待できる」状態で迎え、終えることができました。

今でも思い出に残る、最高に苦しくて楽しい6ヶ月間でした。

その後の人生にとっての大きな拠り所にもなりました。