No.393 H24.5.26

僕は後悔というものをほとんどしたことがありません。

どんなに大きな失敗をしても、反省だけしっかりとしてすぐに前を向くタイプなんです。

 

でも、今でも後悔していることが1つだけあります。

それはジョギングに関することです。

 

僕が今のようにある程度強い意志を持ってジョギングに取り組み始めたのは、

2000年の夏のことです。

ダイエットとか体調維持とか色々な理由もありましたが、

一番の理由は「とにかく走りたい」というものでした。

実際のところ、走って汗をかくことは思いのほか気持ちの良いことで、

走る前は「めんどくさいな」なんて思っても、

走った後は必ずすがすがしい気分になれたものでした。

 

約12年経った今でもその気持ち良さに変わりはなく、

大体週に6日、毎回1時間ほど走っています。

 

でも、こうして走り続けてはいるのですが、

続ければ続けるほどある思いが心をよぎるのです。

 

「小学生の頃から走っていれば良かった…」と。

 

別に、こう書くことで塾生のみんなにジョギングを勧めようとしているわけではありません。

走りたい人はすでに走り始めているでしょうし、他のことに打ち込んでいる生徒もいますから。

ましてジョギングなんて人から言われて始めるものではありません。

 

僕が思うのは、

「もしも小学生の頃から今まで走り続けていたら、自分にとって大きな財産になっていただろうに…」

ということです。

 

続けることがためらわれるようなことを何十年間も続ける。

なるべく自分に言い訳しないで、愚直に続ける。

それを子供の頃から始める。

しかもその続けることから自分が得たことをきちんと理解する。

これはとてつもないことだと僕には思えるのです。

 

そういう人がいたとしたら、間違いなく僕は信用できます。

そういう人に僕もなりたかったということです。