No.403 H24.8.14

夏期講習が始まる直前のお便りに僕はこのようなことを書きました。

 

      人間は本気になったとき、必ず「眼の色」が変わります。

      集中し切った、真剣そのものの、最高の「眼」になります。

      この眼は絶対に嘘をつきません。

      「眼の色」が変わった生徒は、必ず大きな成長を遂げます。

 

      本気になるというのはそういうことなのです。

 

      今年は何人の塾生の「眼の色」が変わるか?

      それを見るのが僕の夏期講習の楽しみの1つです。

 

うれしいことに、この講習でも数多くの塾生の「眼の色」が変わりました。

予想以上に多くの塾生たちが本気になってくれました。

僕の期待をはるかに上回るほどの変貌を遂げた生徒もいます。

 

素晴らしいことですね。

好きなことにではなく勉強に打ち込んで眼の色が変わるのですから、実に素晴らしいことです。

僕が一番見たいものをたくさん見させてもらいました。

 

 

さて、次の課題は「新学期が始まってからどのようにやっていけるか」です。

 

今の眼の色のまま、本気で取り組み続けられるのか?

それとも、元の自分に戻ってしまうのか?

 

今の本気にさらなる磨きをかけていければ本物です。

本気そのものもいくらでも成長していけるものなのです。

新学期での大いなる成長を期待しています。

 

 

しかしながら、残念なことにまったく眼の色が変わらなかった生徒もいます。

 

「言われたことをただやってくるのが勉強だと思っている」

「難しくなったりめんどくさくなったら、ただ終わらせるだけ」

「反省はするけれど、まったく行動に結びつかない」

「困難を乗り越えてこそ成長できるのに、ただ逃げることだけを考える」

このような取り組み方をしている塾生が、決して多くはありませんが確かに存在します。

 

 

言いたいことはいろいろとありますが、その言葉をぐっと飲み込んで、

新学期にもう一度期待してみようと思います。

「今度こそ!」と信じてまた向き合ってみようと思います。

 

たった一度きりの人生はもう始まっていますよ。