枝葉にとらわれない生き方をしていきたいものです。
確かに、木にとって枝や葉はもっとも目立つ部分ですので、
どうしても気になってしまうのはわかります。
でも、枝葉よりも木にとって大切なのはやはり「幹」ですし、
その幹よりもさらに「根」の方が大事なのは明らかです。
枝が折れ葉が散っても、幹さえあればまた枝も葉も生えてきますし、
幹が弱り細くなっても、根さえあればまた幹は太くたくましくなります。
言いたいのは、「自分にとって大切なことが何かを考え、それをきちんと大切にする」ということです。
人目につきやすくどうしても気になりがちな部分だけではなく、
自分にとって本当に大切なことをしっかりと大切にして日々生きていく。
同時に、「そもそも自分にとって本当に大切なものは何なのだろうか?」とたえず自問自答する。
たとえわからなくても、わからないからこそ考え続ける。
そして、「とりあえず」や「今のところ」でもいいから、実際にそれを大切にして過ごしてみる。
何歳であっても、大人でも子供でも、
こういう生き方をしている人を僕は心から尊敬します。
会うたびに必ず前へと進んでいるからです。