国語科の講師という職業柄、下は小学4年生から上は国公立大学の二次試験レベルまで、
かなり幅広くさまざまな文章を読み続けています。
そうすると、
もちろん文章内容も設問レベルも学年が上がるにつれて難度は高まるのですが、
そういうこととは別のこととして、
文章を読んでいて「あっ、この文章面白いな!」という気持ちは、
どの学年の文章を読んでいてもわき上がってくるものなのです。
本当に、どの学年のどんな文章を読んでいても面白さが実感できるのです。
それこそ、小4の文章もきちんと読めば相当な面白さですし、
実際にその文章が載っている書籍を購入してしまうことさえあります。
結局、学年や難易度がどうこうではなく、
「どの文章も『筆者が自分の伝えたいことを一生懸命伝えようとしている』ということに変わりはない」
ということだと思うのです。
その「伝えたいという思い」がその思いのまま僕の心に届くのです。
「自分の思いをだれかに伝えたい」という願いの強さと純粋さって素晴らしいものですよね。
この仕事を選んで良かったと思える瞬間の1つです。