「どういう生徒が一番伸びやすいんですか?」
この仕事をしていると、ときどき聞かれる質問です。
その答えは、
東京にいた頃の僕なら「結局、一番頑張った生徒が一番伸びますよ」でした。
でも今では、どこかしらしっくりこないのです。
この答えが間違えているとは思いませんが、
的を射抜いているような感じもあまりしません。
そこで、もう一度じっくりと考えてみました。
どうやら今の僕にとっては、
「最も自分を信じられて、最も自分を大切にできる生徒です」というのがしっくりします。
それと同時に、この答えが思いついた瞬間、
「これは子供たちだけに当てはまることではないよな」と気づきました。
「最も自分を信じられて、最も自分を大切にできる生徒です」
という言葉の「生徒」の部分を「人」に置き換えれば、
そのまま「どの世界でも伸びていける人材」として通用するからです。
振り返れば、僕自身も札幌に来てからは、
「もっと自分を信じよう!」「もっと自分を大切にしよう!」というように
自分に語りかけてきたように思います。
自分を信じる。自分を大切にする。
そういう「自分を肯定できる人」こそが
自分の力を蓄えやすく、またそれを発揮しやすいのではないでしょうか。
どこまでも成長し続けたいものですね。