No.436 H25.5.25

最近、よく思うのですが、

「10冊の本を1回ずつ読む」よりも「1冊の本を10回読む」ようなやり方が

これからじわじわと大切になってくるのではないでしょうか。

 

あるいは、「10冊の問題集を1回ずつ解く」よりも「1冊の問題集を10回解く」ような勉強法が、

これからは見直されていくのだろうと思うのです。

 

以前は、どちらもごく当たり前の方法でした。

ところが今では、こういったやり方はほとんど見かけられなくなりました。

 

でも、「本当に大切なことって何だろう?」と考えてみたら、

やっぱりこういった方法論に行きつくはずだと思うのです。

 

すぐにわかった気にならないというか、理解を着実に積み上げていくというか、

地に足がついているというか、自分の分をわきまえているというか、

そういう地道なやり方が、やはり結果に結びつきやすいのです。

結局、「急がば回れ」なんですよね。

このことわざは歳をとればとるほど味わい深くなっていきます。

 

そして、そういう「急がば回れ」を実践できる人が、

結果として、「人としての厚みや深み」を手に入れられるように思えます。

 

限りある貴重な時間を大切に大切に使っていきたいものです。