最近、よく思うのですが、
「10冊の本を1回ずつ読む」よりも「1冊の本を10回読む」ようなやり方が
これからじわじわと大切になってくるのではないでしょうか。
あるいは、「10冊の問題集を1回ずつ解く」よりも「1冊の問題集を10回解く」ような勉強法が、
これからは見直されていくのだろうと思うのです。
以前は、どちらもごく当たり前の方法でした。
ところが今では、こういったやり方はほとんど見かけられなくなりました。
でも、「本当に大切なことって何だろう?」と考えてみたら、
やっぱりこういった方法論に行きつくはずだと思うのです。
すぐにわかった気にならないというか、理解を着実に積み上げていくというか、
地に足がついているというか、自分の分をわきまえているというか、
そういう地道なやり方が、やはり結果に結びつきやすいのです。
結局、「急がば回れ」なんですよね。
このことわざは歳をとればとるほど味わい深くなっていきます。
そして、そういう「急がば回れ」を実践できる人が、
結果として、「人としての厚みや深み」を手に入れられるように思えます。
限りある貴重な時間を大切に大切に使っていきたいものです。