No.437 H25.6.1

勉強でも部活でも何でもいいんですけれど、

「理屈抜きでがむしゃらにやる!」という体験を若いうちにしておくことって大切です。

 

「人間力」そのものが向上すると思うんです。

 

その体験を少しでも多く積み重ねておけば、

将来壁にぶつかった時にちょっとやそっとじゃあきらめなくなるというか、

きつくなってからもうひと踏ん張りがきくというか、

そういう強さやたくましさにつながっていくと思うんです。

 

逆に、若いうちにそういう体験をあまりしてこなかった人は、

「免疫がない」ためなのか、

逆境の場面でどうしても尻込みしたり、無意識のうちに逃げようとしていまいます。

これでは能力がいくらあっても出しようがありません。

 

大人になってからの自分を支えてくれるのは、ほとんどが子供の頃に身についたものなのです。

子供の頃にもう「原型」は出来上がってしまうんですね。

一般に、高校入学前までに出来上がってしまうと言われています。

 

 

今日からいよいよ6月です。

中学生も高校生も今年度初めての定期試験を迎えます。

特に、中1生と高1生にとっては初めてなので、とまどいも多々あるでしょう。

でも、だからこそ「理屈抜きでがむしゃらにやる」という体験をしてもらいたいのです。

「何をどうやればいいのかわからない」⇒「だからこそ、やれることをとにかく全力でやってみる」

こういう気持ちで乗り切ってほしいのです。

 

「案ずるより産むが易し」のことわざのとおり、

思いっきりぶつかってみれば大抵のことはなんとかなるものです。

逆に、失敗する人は、色々と言い訳してぶつかってみようとさえしない人です。

 

「不安だからこそ思いっきりやってみよう」

大人にとっても子供にとっても、

毎回良い結果を出せる人に共通する意識だと僕は思います。