一学期最後のお便りとなります。
端的に質問します。
「今君の目に見えている景色は一学期が始まる前とくらべてどれくらい違っていますか?」
この3カ月半の間、何かに精一杯取り組んでいた人にとっては、
間違いなく違う景色が見えているはずです。
しかも、その景色が違うものであればあるほど、
その生徒にとっては充実した日々を送れていたことになります。
でも、「何も変わらない」とか「以前の景色を覚えていない」という生徒がいたとしたら、
残念ながらこの一学期を無為にすごしたと言わざるを得ません(いないことを祈りますが…)。
何もしなくても、ただ息を吸っているだけでも(いや息を止めていたとしても)、
時間というものは過ぎ去っていくのです。
それは残酷なほどに。
いよいよ夏期講習が始まりますが、僕からの問いは変わりません。
「今君の目に見えている景色が夏期講習後にどれくらい変わっているか?」
この一点に尽きます。
一学期頑張れた生徒はそのままの勢いで、
そうでなかった生徒は今度こそ、
この16日間の講習を充実したものにしてほしいと願っています。
人間が本気になったら、16日間で人生が変わってしまうということだってあるのですから。