No.448 H25.9.7

学生の頃、僕はいつも「効率の良さ」を求めていました。

「どうすればもっと効率良くできるか?」ということばかり考えていました。

しかも、そのことが正しいと信じていました。

 

時は流れ、大学受験生になってから、僕は「効率の良さ」を求めなくなりました。

理由はよくわかっていませんでしたが、

「効率の良さばかり求めていると、実は結果が出ない」ということに気づいたのです。

それで、「効率は悪くてもいいからとにかく結果を出せる方法」を本気で考えるようになりました。

すると不思議なことに、勉強が面白く感じられるようになりました。

そして気がつくと、以前よりはるかに効率の良い勉強ができていました。

 

それからしばらく経ち、社会人になって、

「効率の良さを求める心」は結局「ラクを求める心」なのだと悟りました。

そして、「そりゃ結果なんて出るはずないよな」と納得したのでした。

 

今では、「効率を優先すると本質が見えなくなってしまう」という考えに至っています。

そして、この考えがこの先どのように深化していくかを楽しみにもしています。

 

 

 

若い頃は若い頃で自分の考えに妙な自信を持っていたりするものです。

それでいいと思います。

でも、物事に本気で取り組み始めたら見えてくるものがあります。

本気で結果を出そうと思ったらわかり始めることがあります。

 

それが楽しいのです。

その見えてくる経験やわかり始める体験がたまらなく面白いのです。

だから、僕は塾生のみんなに「やるからには本気でやろう!」と言い続けているのです。

 

「本気」というのは「結果を出すコツ」であり、

同時に「物事を面白くさせるコツ」でもあると僕は思っています。