No.483 H26.6.21

「偶然の成功はありえるが、偶然の失敗はありえない」

 

昔からとても好きな言葉です。

いつも自分を戒めてくれる、実に意義深い言葉です。

 

一部を除き、中学部の定期試験が終わりましたが、

定期試験もまた同じことが言えます。

 

「偶然の良い結果はありえるが、偶然の悪い結果はありえない」

 

今回結果が良かった生徒は、

それが自分の頑張りによるものなのか、単に問題が易しかっただけなのかを

よく考えてみてほしいと思います。

もしも問題が難しかった(平均点が低かった)のに結果が良かったのだとしたら、

それは自分の頑張った成果といえるでしょう。

本当の頑張りは必ず結果につながるものです。

 

一方、今回思うような結果を出せなかった生徒には、

「そのような結果しか出せなかった原因」が必ずあるということです。

偶然悪い結果になることはありません。

どんなに平均点が低くても、きちんと頑張った生徒は良い結果が出ているはずだからです。

それは7行上に書いたばかりです。

 

大切なのは、

その「悪い結果が出てしまった原因を必ず次回までに改善する」ということです。

 

つまり、「同じ失敗は2度としない」ということです。

 

ゆとり教育が終わって3年目になりますが、

今回のテストは比較的易しめの出題が多かったようです。

したがって、「易しい問題だからたまたま良い点数が取れただけ」という生徒が多くなるのです。

 

自分の取り組みはどうだったのかを教科ごとによく考え、しっかりと反省し、

次回の飛躍につなげましょう。

 

しっかりと反省し、改善できる人間は、それだけで素晴らしいと僕は思っています。