「偶然の成功はありえるが、偶然の失敗はありえない」
昔からとても好きな言葉です。
いつも自分を戒めてくれる、実に意義深い言葉です。
一部を除き、中学部の定期試験が終わりましたが、
定期試験もまた同じことが言えます。
「偶然の良い結果はありえるが、偶然の悪い結果はありえない」
今回結果が良かった生徒は、
それが自分の頑張りによるものなのか、単に問題が易しかっただけなのかを
よく考えてみてほしいと思います。
もしも問題が難しかった(平均点が低かった)のに結果が良かったのだとしたら、
それは自分の頑張った成果といえるでしょう。
本当の頑張りは必ず結果につながるものです。
一方、今回思うような結果を出せなかった生徒には、
「そのような結果しか出せなかった原因」が必ずあるということです。
偶然悪い結果になることはありません。
どんなに平均点が低くても、きちんと頑張った生徒は良い結果が出ているはずだからです。
それは7行上に書いたばかりです。
大切なのは、
その「悪い結果が出てしまった原因を必ず次回までに改善する」ということです。
つまり、「同じ失敗は2度としない」ということです。
ゆとり教育が終わって3年目になりますが、
今回のテストは比較的易しめの出題が多かったようです。
したがって、「易しい問題だからたまたま良い点数が取れただけ」という生徒が多くなるのです。
自分の取り組みはどうだったのかを教科ごとによく考え、しっかりと反省し、
次回の飛躍につなげましょう。
しっかりと反省し、改善できる人間は、それだけで素晴らしいと僕は思っています。