No.488 H26.8.3

やるからには本気で取り組まなければ意味がない。

本気で取り組んでみれば何でもわかってくるし、何でも面白くなってくる。

 

幾度となく書いてきたこの言葉ですが、

その意味するところを少しわかりかけてきた生徒が見受けられた前半戦でした。

 

だれでも「ラクしたい」と思っています。

だれでも「面倒くさいことはしたくない」と思っています。

 

でもその気持ちを「自分にとって大切なこと」にまで向けてしまうと、

将来つらくなってしまうのは自分です。

 

甲子園を目指す高校球児が練習で「ラクしたい」と思うでしょうか?

思ってもいいのですが、甲子園の夢は確実に叶わないでしょう。

いやそれどころか、レギュラーにもなれません。

 

難関校を目指す受験生が「面倒くさい勉強はしたくない」と思うでしょうか?

思ってもいいのですが、難関校の合格は当然あきらめるべきです。

 

両者とも、考えが甘すぎると言わざるを得ません。

この甘い考えが改善されないかぎり、

いつまで経っても自分の望むものは何一つ手に入らないでしょう。

 

「自分にとって大切なこと」だからこそ本気で取り組んでみる。

 

あたりまえと言えばあたりまえのことなのですが、

このことを理解できない生徒が年々増加しているこの風潮の中で、

少しずつながらも改善のきざしが見えてきた塾生たちに僕は可能性を感じています。

 

後半戦は勉強がさらに難しくなってきますが、

今まで以上に本気で取り組んでくれることを願いつつ、

僕も本気で指導します。

 

本気でやってみれば、たいていのことはなんとかなるものですし、

本気でやってみると、自分が好きになってきたりもします。

 

この「自分が好きになる」という経験が、いつか自信へとつながっていくのです。

 

後半戦も本気で取り組んで、「学力」はもちろん「自信」も手に入れてほしいです。