目標(志望校)は定まっている。
取り組むべき課題(弱点や苦手教科)もわかっている。
残り時間は限られている。
あとはやるだけ。
それでも残念ながら、
自分がなすべきこと(仕事・勉強)に集中できないということがあります。
もちろん僕にもあります。
そういう時はやっぱり、
「とにかく目の前にあるもの(仕事・勉強)に気持ちを入れて取り組む」
これが基本だと思います。
それでも、どうしても集中できない時もあります。
人間ですからね。どうしても上手くいかない時ってあります。
けれども、そうだとしても、
「その時の自分にできることをする」
やっばり、それしかないんですよね。
それは「しのぐ」という言葉そのものなのかもしれません。
しのいでいるうちに、目の前の課題から逃げないで粘っているうちに、
徐々に徐々に気持ちが乗ってくる。少しずつ少しずつ集中できてくる。
そして、いつか必ず課題をクリアできる瞬間がやってくる。
大きな仕事を成しとげた人や第一志望校に合格した受験生は、
みな一様にこういう地味ながらひたむきな時間を過ごしています。
いつもいい仕事(いい勉強)ができるとは限りません。
でも、「いつもいい仕事(いい勉強)ができるようにしようとすること」はできます。
「今日はやる気が起きないな」とか「今日はやってもダメかな」なんてつぶやく前に、
とにかく粘る。最善を尽くそうとする。しのいでしのいでしのぎまくる。
そういう葛藤そのもののような時間こそ「努力」という名に値するものであり、
それをしっかりと積み重ねられた人に成功(合格)がもたらされる。
僕はそう思っています。
そして、今年の中3・高3生の全員がそういう努力を継続してくれることを願っています。
しのいで、しのいで、しのぎまくれ!