No.504 H26.12.13

「悔しい」と思えるかどうか。

「悔しがれる」人間なのかどうか。

 

大切なことだと思います。

 

性格的な部分ももちろんありますが、決してそれだけではありません。

本気で良い結果を望むのならだれにでも味わえる思いですし、

本気で取り組めば取り組むほど芽生えてくる感情でもあります。

 

教え子たちを思い出してみても、自分自身を振り返ってみても、

大きく伸びた時はその前にたいてい大きな悔しさを味わっていました。

 

悔しさこそが原動力だったのだと素直に思えます。

それどころか、「情熱の一部」であったようにさえ思えます。

同時にそれは、今思えば「かけがえのない財産」でもありました。

 

だからこそ、塾生のみんなにも「悔しさ」を味わってほしいのです。

本気で悔しがれる人間になってほしいのです。

 

正直なところ、僕自身も悔しがれなくなったら、

その時点で「自分にはもう伸びしろがないんだな」と実感するのだと思います。

 

ただ願わくは、これほど大切な「悔しさ」ですが、

受験が終わってから味わうことだけはないように、

今この瞬間を大切に、納得のいく勉強を積み重ねてほしいものです。

 

何かの結果だけではなく、自分自身に対しても悔しがれるようなら、

それは本物だと僕は思います。