No.529 H27.8.12

夏期講習も今日で終わりですね。

 

14日間はあっという間に過ぎてしまいましたが、

それでもこの間にみんなが学習した範囲は全学年ともに膨大な量となります。

どの学年も通常授業の2・3か月分に相当する分量です。

それを14日間でやり切ってしまうのですから、

この夏期講習がいかに密度の濃いものかわかってもらえると思います。

 

 

率直なところ、今年は良い勉強をしてくれた生徒が例年に比べて多かったように思います。

1学期よりもひたむきに取り組んでくれた生徒が目につきました。

 

でも、この夏期講習が成功だったのかどうかは、実はまだだれにもわかりません。

なぜなら、「まだ習っただけ」だからです。

習ったことをきちんと自分の身につけ、「いつでもできる」ようにするためには、

徹底的な復習が必要です。いや、不可欠です。

 

つまり、「講習の間だけ頑張っても、実はあまり意味がない」のです。

講習を意味あるものとするためには、その後も頑張り続けなければならないのです。

 

でも、それは勉強に限りません。

そもそも人生はそういうものなのだと僕は思います。

 

「ある短い期間頑張るだけで、その後はずっと良い思いを味わう」などということが

あり得るはずがありません。

 

だからこそ、人生は素晴らしいのです。

 

「短期間ではなく、継続して努力できる者こそが報われる」

ということなのですから。

 

努力することは、めんどくさいことなのかもしれません。

継続することは、さらにめんどうなことかもしれません。

 

でも、「その先にあるもの」は努力を継続した者にしか味わえません。

それは、「頑張り続けてきて本当に良かった…」と思わずかみしめたくなるような、

そういう深い喜びをもたらしてくれる実に豊かなものです。

 

その喜びを味わえるかどうかは、今後のみんなの頑張りにかかっているのです。

まさに「継続は力なり」なのですね。

 

お盆休みは学校の宿題にしっかりと取り組み、

また2学期から全力で勉強に取り組んでいきましょう。