勉強って、生徒にはやっぱり嫌われるものです。
勉強って、生徒にはやっぱりめんどくさいものです。
そのことは僕も認めます。
と言うより、認めざるを得ません。
僕自身も勉強は嫌いでしたし、めんどくさいものでしたから。
さらに、今のこの仕事も
自分で始めた会社ですからやりたくてやっているのは間違いないのですが、
それでも「今日は仕事したくないな」と思う日や
「今日は仕事するのめんどくさいな」と思う日も少なからずあります。
でも、だからこそ、
大切なのは(あるいは問われるのは)「そこからどうするのか」だと思うのです。
「嫌い」とか「めんどくさい」という気持ちが、
「だから、手を抜いてしまう」ということにつながってしまうのか、
「でも、やるからにはきちんとやろう」ということにつなげられるのか、
そこが分かれ道なのだと思うのです。
ちょっと嫌いなだけで、あるいはほんの少しめんどくさいだけで、
あからさまに手を抜き、きちんとやろうとしない人が世の中にはいます。
でも一方で、
どんなに嫌いなことでも、どんなにめんどくさいことでも、
やるからには決して手を抜かず、一生懸命取り組める人も世の中にはいます。
両者の違いを一言でいえば、「人間性の違い」ということになるのだと思います。
でも、「人間性」に関わることだからこそ、
学生の頃からきちんと考え、行動していく必要があると僕は思うのです。
「勉強ができない」からといって、人から信用してもらえないということはありません。
勉強には向き不向きがありますから。
「スポーツができない」というのも同様です。
スポーツにもやはり向き不向きがつきものです。
でも、「嫌いだからつい手を抜いてしまう人」や
「めんどくさいからきちんとやらない人」は、
残念ながら誰からも信用してもらえません。
それはもう、向き不向きの問題ではないのです。
「人間性に関わる」とはそういうことです。
だからこそ、僕は塾生にみんなによく考えてほしいのです。
「めんどくさいからきちんとやらなくて本当にいいのか」を。
「嫌いだからって手を抜いていて本当にいいのか」を。
「自分はそういう人間として他人に見られて本当にいいのか」を。
このようなことも、「勉強を通じて学ぶべき大切なこと」の1つなのだと僕は思っています。
もしかすると、「勉強を通じて学べる『勉強よりも大切なこと』」なのかもしれません。