No.538 H27.10.31

「勉強って、生徒にはやっぱり嫌われるもの」

「勉強って、生徒にはやっぱりめんどくさいもの」

 

前回のお便りはこのことを僕自身が認めた上で書きました。

 

でも、今回はあえて「このことを認めずに」書いてみたいと思います。

 

 

「成功体験を味わうこと」はそもそも誰にとっても面白いことだと僕は思うのです。

 

最初のうちはできなくても、頑張っていくうちに少しずつできるようになり、

気がついたら当たり前のようにできるようになっている。

 

勉強でもスポーツでも仕事でも、

こういう体験そのものを面白いと感じない人はほとんどいないでしょう。

 

ただ残念ながら、こういう体験を味わったことがない人にとっては、

この面白さは想像もつかないものだということです。

 

そして、面白さを味わったことがないため、

その物事に対してどうしても前向きになれないということもあるでしょう。

 

したがって、成功体験の面白さは「それを味わったことがある人にしかわからない」ために

「いかに早い段階で味わうのかが大切になってくる」ものなのだと僕は思います。

 

先週のお便りで、僕は

「僕自身も勉強は嫌いでしたし、めんどくさいものでした」と書きました。

 

でも実のところ、それは中学までの勉強のことです。

高校からの(特に高2から大学受験までの)勉強と大学の勉強に関しては、

今振り返ると面白かったという記憶しかありません。

 

それは、自分で「こうやったら自分はできるようになるのではないか」という仮説を立てて、

その仮説を実践していったらぐんぐん成績が上がっていった(どんどんわかるようになっていった)

という成功体験を初めて味わえたからだと僕は考えています。

それだけでなく、自分が立てた仮説で結果を出せたことによって「自信」までつきました。

 

この体験が今でも僕を支えてくれているのは間違いありません。

今でも毎日のように「こうやったら上手くいくのではないか」という仮説を立て、

それに基づいてすべての仕事に取り組んでいます。

まさに「成功体験に味を占めた」わけです。

 

そう考えると、「僕の本当の勉強」は高2の頃から始まったのだと思います。

 

 

さて、話は長くなりましたが、

僕が伝えたいのは「成功体験を味わえれば、勉強は十分に面白くなる」ということです。

さらに、「成功体験を味わえれば、自分に自信が持てる」ということです。

しかも、この体験は後の人生にも間違いなくプラスになります。

 

創優会を「成功体験という素晴らしい学び」があふれる塾にしたいものです。