何事も「身についてこそ」意味があるのです。
何事も「積み重なってこそ」意味があるのです。
僕はそう思います。
身につかなければ、積み重ならなければ、
いつまでたっても「スタートラインにいる」のと同じです。
これほど無意味なことはありません。
でも残念ながら、その「無意味なこと」が勉強の世界では実によく見られます。
「復習をしない生徒」が少なからずいるのです。
復習をしなくても「身についていく」のならそれでいいのです。
復習をしなくても「積み重なっていく」のならそれでいいのです。
学んだことを「身につけること」や「積み重ねること」が大切なのですから。
でも、「復習しなければ身につかない」のに復習しない。
または、「復習しなければ積み重ならない」のに復習しない。
もうこの時点で「学ぶ心が欠けている」と言わざるをえません。
「予習」「授業」「復習」の中で最も大切なのは、間違いなく「復習」です。
それは冒頭に述べたように、
何事も「身についてこそ」意味があり、「積み重なってこそ」意味があるからです。
僕自身、日々何も身につかず、何も積み重ならないままこの仕事をしているのだとすると、
もはやこの仕事を続ける必要性はゼロだと思います。
さらに、何も身につかず、何も積み重ならないまま何かに取り組んでいること自体に
まったく面白さを感じません。
つまり、「復習」をすることで「身につき」「積み重なり」、
その結果、何事も面白くなってくるのだと思うのです。
今この文章を読んでいる、
思うように成績が上がらないと悩んでいる生徒の大部分に対する「特効薬」は、
まちがいなく「きちんと復習すること」です。
「復習」を習慣化することで、勉強を軌道に乗せるだけでなく、
勉強の面白さも味わってほしいと僕は願っています。
復習をきちんとしている生徒はみんな、授業中楽しそうな表情をしていますよ。