No.540 H27.11.14

何事も「身についてこそ」意味があるのです。

何事も「積み重なってこそ」意味があるのです。

僕はそう思います。

 

身につかなければ、積み重ならなければ、

いつまでたっても「スタートラインにいる」のと同じです。

これほど無意味なことはありません。

 

でも残念ながら、その「無意味なこと」が勉強の世界では実によく見られます。

 

「復習をしない生徒」が少なからずいるのです。

 

復習をしなくても「身についていく」のならそれでいいのです。

復習をしなくても「積み重なっていく」のならそれでいいのです。

 

学んだことを「身につけること」や「積み重ねること」が大切なのですから。

 

でも、「復習しなければ身につかない」のに復習しない。

または、「復習しなければ積み重ならない」のに復習しない。

 

もうこの時点で「学ぶ心が欠けている」と言わざるをえません。

 

「予習」「授業」「復習」の中で最も大切なのは、間違いなく「復習」です。

それは冒頭に述べたように、

何事も「身についてこそ」意味があり、「積み重なってこそ」意味があるからです。

 

僕自身、日々何も身につかず、何も積み重ならないままこの仕事をしているのだとすると、

もはやこの仕事を続ける必要性はゼロだと思います。

 

さらに、何も身につかず、何も積み重ならないまま何かに取り組んでいること自体に

まったく面白さを感じません。

 

つまり、「復習」をすることで「身につき」「積み重なり」、

その結果、何事も面白くなってくるのだと思うのです。

 

 

今この文章を読んでいる、

思うように成績が上がらないと悩んでいる生徒の大部分に対する「特効薬」は、

まちがいなく「きちんと復習すること」です。

 

「復習」を習慣化することで、勉強を軌道に乗せるだけでなく、

勉強の面白さも味わってほしいと僕は願っています。

 

復習をきちんとしている生徒はみんな、授業中楽しそうな表情をしていますよ。