No.551 H28.2.13

理想論でもなく、きれいごとでもなく、

僕は率直に「受験はチャンス」だと思っています。

 

もちろん、「そんなことあるはずない。受験はチャンスどころかピンチだよ。」と思う人もいるでしょう。

でも、「ピンチだからこそチャンス」だと思うのです。

 

それは、「強くなるチャンス」であり、

「人間として成長するチャンス」でもあり、

あるいはまた「この世界の厳しさに慣れるチャンス」でもあります。

 

僕自身も受験は大変でした。

特に大学受験は本当に大変でした。

でも、だからこそ、成長することができました。

 

特に、受験期の「自分で自分の勉強のあり方を考え抜いた経験」や

「どうしても結果が出ない時に、自分と徹底的に向き合った経験」は

今も僕を支えてくれている土台の一部となっています。

 

人間にはどうしても「逆境」が必要なのだと思います。

人間にはどうしても「向かい風」が必要なのだと思います。

 

それがあって初めて「本気で物事に取り組める」のですから。

 

そう考えると、受験とはやはり「チャンス以外の何物でもない」と僕には思えます。

 

僕は、塾生のみんなが受験を通じて強くたくましくなっていくのを見るのが

たまらなく好きです。

そして、心の底から応援したくなります。

 

もちろん今年の受験生も同様です。

授業中は相変わらず厳しいことも言いますが、

それは僕自身も本気でみんなの合格を狙っていることの表れでもあります。

 

まだやれることはあります。

まだまだあると言っても過言ではありません。

 

僕に言える確かなことは、

受験が終わった後で「自分は受験があったからこそ成長できたな」と実感できる生徒は、

「受験という逆境を前向きに乗り越え、さらにそれ以降の新たな逆境も前向きにとらえられる」

ということです。

 

そういう生徒に受験生全員がなれることを強く願い、

僕も最後まで精一杯指導し尽くします。