この仕事をかれこれ25年以上続けてきましたが,
国語も英語も教えれば教えるほど面白いと思えます。
つまり,いつも「今が一番面白い」のです。
今だから言える事ですが,
教え初めた頃は国語も英語も「生徒が合格するのに必要だから」くらいの理由で教えていました。
もちろん一生懸命に指導してはいましたが,「面白さ」なんて頭に浮かんできませんでした。
ところが今では,国語も英語も教える(関わる)のが面白くて仕方がないのです。
特に大学入試については,自分で解くことにも生徒に解法を教えることにも面白さを感じます。
それはおおまかに言うと,「筆者がどうしても伝えたかった文章」を読むことと,
「出題者(学校側)がすべての設問に込める意図」を読み解くことの面白さなのだと思います。
また有り難いことに,
僕が味わっているこの面白さを「生徒たちもまた味わってくれる」という喜びも存在します。
みんながそうなるわけではありませんが,
毎年少なからぬ生徒が「文章を読む面白さ」や「出題者の意図を読み解く面白さ」に気づいてくれます。
そして言うまでもなく,これらの生徒たちは飛躍的に成績を伸ばして(第一志望校に合格して)くれます。
その姿を見るたびに,僕は合格の報告とはまた違った喜びを味わうことになるのです。
「自分が好きなことをやり続けていられる」という喜び。
「自分が好きなことを自分にとって大切な人(生徒)も好きになってくれる」という喜び。
そして「自分にとって大切な人(生徒)が合格してくれる」という喜び。
この3つの喜びが怠惰な僕をいつも衝き動かしてくれるのです。
有り難いことです。本当に恵まれていると思います。
これからも,大学入試だけでなく高校入試や中学入試においても,
国語と英語という科目が持つ魅力を伝えていきたいと思います。