NO.65 H29.10.28

この仕事をしていていつも思うことは、

「生徒たちに少しでも多くのかつ良質な成功体験を味わってもらいたい」ということです。

 

それは僕が「子供の間にしておくべきことは自分に自信をつけることだ」と考えているからです。

 

何の根拠もなく抱けている自信もそれはそれでいいのですが(単なる過信かもしれませんが)、

やはり自身の成功体験に基づいた自信に勝るものはありません。

 

その自信は生涯にわたり「心のよりどころ」となってくれます。

 

逆に、そういった「心のよりどころ」を持たなければ、

年を取るにつれて知らず知らずのうちに心が内向きになり、

対人関係において消極的になることや、場合によっては卑屈な行動をとることもあるかもしれません。

 

だからこそ、子供の間(なるべく15歳まで)に身につけておくことが大切なのです。

 

よく「ブレる」とか「ブレない」という言い方をしますが、

それはその人がどれほど良質な成功体験を積んできたかに深く関与するのではないでしょうか。

 

 

学びの森SOYUKAIの指導はすべて、

この「成功体験を味わう」という目的に向けて行われています。

 

したがって、生徒たちに問題を「なるべく自分の力で解いてほしい」と考えています。

できれば、その解き方自体も「なるべく自分の頭で考え出してほしい」と思っています。

受験までの学習計画もこちらが手取り足取り指導するのではなく、

「自分の責任で立ててほしい」と願っています。

 

なぜなら、「成功体験とは独力で手に入れた分だけ大きくかつ良質なものとなる」からです。

だれかが力を貸せば貸すほど、その成功体験はやせ細り中身が薄まってしまうのです。

 

僕の人生を振り返ってみても(それほど褒められたものでもありませんが)、

やはり「心のよりどころ」となっているのは、「独力でやり遂げた(乗り越えた)経験」です。

 

ただ残念なことに、塾業界には「わからない」と言う生徒に即座に解法を教え、

とりあえずその場を収めてしまうという指導がいまだに根深く残っているようです。

「とにかく丸暗記しちゃえばいいんだよ」と言ってのける塾講師もいまだに多いようです。

(こういう話を他塾さんでアルバイトしている卒業生からよく耳にします)

 

けれども、その指導の先に何があるのか?

その指導で生徒たちの可能性は広がっていくのか?

そもそも、生徒たちの可能性を広げようと考えているのか?

 

僕はそういうことをどうしても考えてしまいます。

生徒たちにとって本当に大切なことは何なのか?

それはいくら考えても考え足りないくらいだと僕はつねづね思っています。

 

学びの森SOYUKAIではこれからも、

「良質な成功体験」を塾生のみんなが1つでも多く味わえるような指導をしていきます。