NO.67 H29.11.11

塾生のみんなにはよく話すことですが,

僕は「人間が本気になった時のすごさ」というものを信じています。

 

「本気になったら」たいていのことは実現できると思うのです。

それは,これまでの塾講師人生で,

本気になった生徒たちの驚異的な伸び(合格)を幾度となく目撃してきましたし,

僕自身も本気になった時に自分でも驚くような成果を収めてきたからです。

 

人が本気になったら,本当にたいていのことは実現できます。

したがって,本気になるというのは「人間にとって最高の武器」だと僕は思うのです。

 

けれども残念ながら,その力は「本気にならなければ」発揮されません。

 

「やればできる」という一見耳ざわりのいい言葉が,

実は「やらなければできない」という言葉の同語反復であるように,

「本気になったらすごい」という言葉も,

「本気にならなければすごくない」という言葉の言い換えにすぎません。

 

とはいえ,受験生といっても,みんなが本気になるわけではありません。

本気になることもなく,あっさり志望校を下げてしまう生徒も大勢います。

けれども,本気にならない(なれない)ということは,

結局「最高の武器を使わない(使えない)」ということを意味するんですよね。

 

これほどもったいないことなんて他にないと思いませんか?

 

もう1つ大切なことがあります。

一度でも本気になって物事に取り組んだことがある人は,

その「本気モード」を自分の中に宿すことになります。

そして,そろそろ本気を出すべきだというタイミングで自らそのモードに入れるのです。

 

「なろうと思えば自分はいつでも本気になれる」

「本気になれば自分はなんだってやれる」

もしかすると,こういった意識が「自信」というものの正体なのかもしれません。

 

本気になって勉強して,第一志望校に合格する。

そして「本気になることの素晴らしさ」を実感し,自信を身につける。

学びの森SOYUKAIをそういった「成功体験」が味わえる塾にしたいものです。