NO.68 H29.11.18

塾生のみんなに「成功体験」を積み重ねてほしいと考えながら、日々仕事をしています。

 

ただし、その成功体験にもいろいろな種類があると思うのです。

 

まずは、「何かを達成する」という成功体験です。

たとえば、「志望校の合格」や「定期試験での目標点到達」などがありますね。

 

けれども、何かを達成するというほどの成功ではありませんが、

その手前の「何かを達成しようと頑張ってみる」という段階があります。

たとえば、「自己ベストを出そうと思って、定期試験勉強を今までで一番頑張ってみた」というようなことですね。

 

もちろんまだ何も成功してはいませんが、とはいえ「すでに以前と同じ自分ではない」のも事実です。

ですから、僕はこれを「行動してみる」という段階として評価してあげたいと思っているのです。

 

「行動してみる」ことって、それだけで素晴らしいですよね。

 

もう一つあります。

「行動してみる」という段階までも至ってはいませんが、

さらにその手前の「何かを達成するために頑張ろうとする」という段階です。

たとえば、「定期試験で自己ベストを出そうと思って、自分から計画を立ててみた」というようなことですね。

 

言うまでもなく、まだ何も達成していませんし、行動にもつながっていません。

けれども、わずかな差ではありますが「すでに以前と同じ自分ではない」のもまた事実です。

達成ではなく、行動でもなく、言うなればまだ「意欲」という段階。

でも、以前の自分とは違う段階。

 

自分を少し前へと進められたということを、まずはそれだけで評価してあげる。

いつまでもそういうことではいけないとは思いますが、

人が成長していく段階ではそういう評価(時期)も大切なのではないかと僕は思っています。

 

志望校合格という「大きな成功体験」。

定期試験での自己ベスト達成という「成功体験」。

定期試験で自己ベストを達成しようと頑張ってみるという「成功体験への確かな一歩」。

定期試験で自己ベストを達成しようと思い、自分から計画を立ててみるという「成功体験への初めの一歩」。

 

ほかにも色々あると思うのですが、

合格という「大きな成功体験」を目指して、成功体験やそれにつながる様々な一歩を

学びの森SOYUKAIという場で僕は塾生のみんなに数多く味わってほしいと思っています。

 

そういう意味で、今回の定期試験勉強においては、

中1クラスから中3クラスまで数多くの「初めの一歩」や「確かな一歩」が見られたと僕は感じています。

 

定期試験前だけでなく、塾に来るたびに、

成功体験へとつながる様々な一歩を踏み出せるといいですね。

 

学びの森SOYUKAIをそういう塾にしていけるように、僕も一歩ずつ歩んでいこうと思います。