NO.69 H29.11.25

この仕事をもう25年以上続けてきましたが、

僕はいまだに「教育とは何たるか?」などと人に語ることはできません。

自分にはとてもおこがましいことだと思うからです。

いまだに教育の「き」の字さえわかっていないのかもしれません。

 

けれども、自分の内なる考えとして教育をどう解釈しているかといえば、

それは「生徒たちが前へ前へと進むのを見守ること」なのだと思います。

 

生徒たちの歩みを導くのでも助けるのでも支えるのでもなく、ただ見守る。

それが僕にとっての教育であり、やりたいことでもあります。

 

生徒たち一人ひとりが塾に来るたびにたとえ一歩でも半歩でも前へと進む(進もうとする)。

各々の表情には、必死さか自らの成長の実感のどちらかが浮かんでいる。

それを僕は見守っている。

 

そういう塾を創りたくて、学びの森SOYUKAIをどうしてもそういう塾にしたくて、

今までずっと試行錯誤を繰り返してきました。

創立以来、試行錯誤しかしていないような気もしますが…(笑)

 

さて、来春から塾のあり方を少し変えようと思っています。

 

生徒たち一人ひとりがもっと前へと進めるように、

学びの森SOYUKAIを「小さな成功体験を積み重ねる」ことに特化した塾にするつもりです。

「塾に来るたびに小さな成功体験を数多く積み重ね、その結果として大きな成功(合格)をつかむ」

というイメージです。

 

その実現のために、佐藤先生と二人でアイデアを出し合っている最中です。

 

まだどうなるかはわかりませんが、

今よりも塾生一人ひとりに目が行き届く塾にはなるだろうと思っています。

 

みんなが積み重ねる小さな成功体験を自分自身の喜びとして、

日々ともに学び、ともに歩んでいきたいものです。