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「一生懸命頑張った」だから「結果が出た!」

この因果の流れを当然と思われる方は多いでしょう。

けれども、僕は少し違う風にとらえています。

 

なぜなら、

「一生懸命頑張った」けれども「結果が出なかった」

という生徒も少なからずいるからです。

 

僕はこう考えています。

「一生懸命頑張った」だから「結果が出た!」という2段階の流れではなく、

「一生懸命頑張った」だから「勉強の神様が認めてくれた」だから「結果が出た!」

という3段階の流れなのではないか、と。

長く現場で指導してきた身としては、この考え方の方が腑(ふ)に落ちるのです。

 

したがって、

「一生懸命頑張った」けれども「結果が出なかった」というのは

「一生懸命頑張った」けれども「勉強の神様が認めてくれなかった」だから「成績が伸びなかった」

ということなのではないかと思うのです。

 

それはおそらく、「自分なりに一生懸命頑張ったつもり」くらいでは勉強の神様は認めてくれず、

「勉強の神様が認めてくれてはじめて一生懸命頑張ったことになる」ということなのでしょう。

 

この「勉強の神様」のところを「自分が認めてほしい人」に置き換えてみても構いません。

「一生懸命頑張った」だから「自分が認めてほしい人が認めてくれた」だから「結果が出た!」

この方がしっくりくる人もいるかもしれません。

 

あるいは、「周りのみんな」に置き換えても同様です。

「一生懸命頑張った」だから「周りのみんなが認めてくれた」だから「結果が出た!」

チームスポーツならこちらの方がわかりやすいかもしれませんね。

 

結局、「自分だけが頑張ったと思っているうちは結果なんて出ない」

「神様(自分以外の客観的な存在)が頑張ったと認めてくれるようなら結果は出る」ということなのです。

 

でも、この話って勉強に限られたことではありませんよね。

仕事にも人間関係にも同じように当てはまりそうです。

 

ただし、他者の顔色ばかりうかがってしまうというのもまた違う気がします(笑)