新年度の始まりを告げる春期講習(8日間)も今日が最終日です。
各学年とも従来の塾生に新しい生徒たちが加わり、新鮮な顔ぶれとなりました。
おかげ様で楽しく指導することができました。
さて、年度の初めですので、「基礎(土台)」について書いてみたいと思います。
講習中も全学年で僕はみんなの勉強の「基礎(土台)」にばかり注目していました。
本当にそればかり見ていると言っても過言ではありません。
実際のところ、いくら注目しても足りないほど重要なのです。
たとえば、国語の基礎(土台)は「音読」をしっかり取り組むことから培うことができます。
したがって、小5・小6クラスでは毎日全員に音読をしてもらい、
それをしっかりと聞かせてもらうことで「基礎固め(土台作り)」を着実に進めることができました。
「基礎(土台)」とは、「樹木」で言いかえると「根」にあたります。
「幹」でも「枝」でも「葉」でもなく、樹木における土台は「根」であり、
生徒のみんなに音読からきちんと取り組んでもらうことによって、
僕はみんなの「根」を地中深くびっしりと張りめぐらせてあげたいのです。
音読にはそれだけの力があります。
あるいは、「野球」でたとえると、
基礎(土台)は「ランニング」や「ダッシュ」だけでなく「キャッチボール」や「素振り」まで含みます。
そう書くと、国語における「音読」の大切さがイメージしやすいかと思います。
だからこそ、僕は小5生から高3生まで全学年で音読を重要視しているのです。
したがって、他塾さんのことはよくわかりませんが、
「国語力を伸ばすと言いながらも音読を一切しない」という指導法に対して僕はいささか懐疑的です。
しっかりとした「根」がなければ、いくら「幹」や「枝」や「葉」を集めても樹木にはなりませんよね。
それはさておき、
新学期からも、国語はもちろん英語でも継続して「基礎固め(土台作り)」に取り組んでいきます。
少なくとも夏期講習の終わりまでは、全学年で徹底するつもりです。
それが終わったら、あとは「基本の積み上げ」だけです。
塾生のみんなにはよく話していますが、
僕は「基礎固め」と「基本の積み上げ」だけで公立トップ高だけでなく、
日本中すべての大学に合格できると考えています。
つまり、「基礎」と「基本」だけで東京大学でも京都大学でも確実に受かるのです。
もちろん、その「基礎」と「基本」に対する考え方から根本的に違うのですが、
近いうちに、その2つの考え方(特に基本について)もこの欄に書いてみようと思います。