NO.96 H30.7.7

「考える力」と「理解する力」は、似てはいますが異なるものです。

 

「考える力」とは、

わからないことを『どういうことなんだろう?』『なぜなんだろう?』と考えた分だけ身につく力です。

 

「理解する力」とは、

わからないことが『あ、そうか!そういうことか!』と理解できた分だけ身につく力です。

 

「重い物を持ち上げる力」が重い物を持ち上げた分だけ身につくのと同じように…。

 

国語と英語の受験指導を長年経験してきた結果、僕はそう確信しています。

 

そうだとすると、

「考える力が足りない」というのは、

「わからないことを『どういうことなんだろう?』『なぜなんだろう?』と考えた経験が足りない」ということになります。

「理解する力が足りない」というのは、

「わからないことが『あ、そうか!そういうことか!』と理解できた経験が足りない」

ということになります。

 

したがって、そういった経験をきちんと積み上げていけば、

「考える力」も「理解する力」も確実に身につけていくことができます。

 

それは同時に、「どちらも身につけるのに才能なんて必要ない」ということも意味します。

「いくらやっても身につかなかった」ということは決してありません。

 

もう一度書きます。

 

「考える力」は、

わからないことを『どういうことなんだろう?』『なぜなんだろう?』と考えた分だけ身につきます。

 

「理解する力」は、

「わからないことが『あ、そうか!そういうことか!』と理解できた分だけ身につきます。

 

塾生のみんながこの2つの力を身につけられるように、

本当にそのことばかり考えながら、僕は毎日仕事をしています。

 

それは、その2つの力を身につけた先にあるのが「生き抜く力」だからです。

そして、その「生き抜く力」が人生を格段に面白く、豊かにしてくれるからです。