No.176 H19.6.2

ある本を読んでいたら、巨人軍の終身名誉監督である長嶋茂雄さんの言葉が目に留まりました。

「私が監督をしている時の九年間で一番練習をした選手が松井秀喜です。

練習をしているかどうかはすぐにわかるんです。

一ヶ月や二ヶ月間一生懸命練習する選手はたくさんいます。

でも、調子が良くなると彼らは練習しなくなるんです。

だけど、やっぱりそれではダメなんですね。

三年、五年、十年先の自分のバッティングがどうなりたいと思い描いて、

それを信じて毎日毎日欠かさず練習ができる選手でないと大成しないんです。

松井はそれを唯一できた選手です。

松井は器用と不器用で見ると、不器用な選手の方です。

でも九年間、彼は一日も練習を怠らなかった唯一の選手でした。」

僕はプロ野球の選手というのは皆、努力できる人間なのかと思っていました。

才能に並外れた努力が加わった結果として、プロ野球選手になれるのだと信じていました。

しかしながら、それはどうやら空想だったようです。

長嶋さんが知る限りでは、そのような努力をしているのは松井選手ただ一人だそうです。

さて、問題はここからです。

この事実をどうとらえるか。

この事実を自分にどう取り入れるか。

そこが大きな分岐点のように思えます。

「なんだ、プロ野球選手でも毎日は努力していないんだ」ととらえるか、

「毎日努力すれば不器用な人でも超一流になれるんだ」ととらえるか。

今君の心に浮かんでいるその言葉が、君の未来を決めるのです。