No.207 H20.2.9

よくあるパターンなのですが、

僕も子供の頃なんとなく

「出来ることなら大人になりたくないな」

と思っていました。

「大人ってやっぱり仕事が大変そうだな」とか、

特に僕は体が弱くて学校を休みがちだったので

「大人って病気で具合が悪くっても休めなくて大変だな」

とか思っていました。

大人になったことなんてないのに

ただなんとなく「大人になること」を毛嫌いしていました。

今思うと、

僕の周りにいた大人の人たちがそれほど魅力的でなかったことが

大きな原因だったと思います。

そして、やっぱり経験不足から「思考停止」していたのだとも思います。

では、不本意ながら大人になってしまった十数年前に

僕が何を考えていたかというと、

「大人って確かに大変だな。でも意外に面白いかも」ということでした。

「確かに大変だな。でも…」というところがポイントです。

子供の頃に比べて決してラクではありません。

でも、僕はその分どこかしら楽しく思えたのです。

今では、その「どこかしら」が何なのかわかります。

それは「責任の重さ」です。

子供には責任がありません。

何か失敗しても大人が後始末をしてくれます。

ラクと言えばこれほどラクなことはありません。

でもその分、成長は減ってしまいます。

自分の力だけで何かを成し遂げたという達成感や充実感もありません。

結局、「生きている」という実感がなかなか持てないのです。

僕が塾生のみんなにいつも伝えたいことは

「大人になるってすごく面白いんだよ」ということです。

その「面白さ」は

テレビを見たりゲームをしたりするような面白さではありません。

それどころか、苦しい思いが必要なことさえあります。

でも、

大人になると、いや正確に言えば、自分で責任を負うようになると

「自分の成長」が手に取るようにわかります。

頑張った分すべてが自分にはね返ってきます。

その面白さは、経験しなければ絶対にわかりませんが

「これはもしかして最高に面白いことなんじゃないか!」と僕は思うのです。

子供時代より大人時代の方が時間的にはずっと長いです。

でも残念ながら、

最近その長い大人時代を楽しめない大人が増えている気がするのです。

だからこそ、僕は声を大にして言いたい。

「子供なんて面白くないぞ!大人のほうが面白いんだぞ!」と。

自分や他人や子供の成長よりわくわくすることってあるんですかね?

もしあったら教えてほしいと僕は本気で思っています。