こういう仕事をしているので
「うちの子はどうしたら頭がよくなりますか?」とよく質問されます。
そういう時に僕は、
「頭が良い」とか「才能がある」とかいうことよりも
「集中できること」の方がよっぽど大切ですよ、
と答えることにしています。
といっても、僕の考える「集中力」とは
「人間の集中力は90分が限界だ」などという時に使われる
「対象に向けて短時間に大量のエネルギーを注ぎ込む様子」を指すのではありません。
そうではなくて、
「日常生活の中で自分が成果を出したいこと以外にはどれだけ意識がいっていないか」
ということが重要だと思うのです。
すなわち、「日常的かつ長期的に自分の意識を『ある一点』にのみ向け続ける」
これが僕の考える「集中力」の要点です。
定期試験で成果を出したければ
「定期試験で成果を出すこと以外にはあまり意識がいかない」
「定期試験で成果を出すこと以外はどうでもいい」
間違いなくそういう人こそが成果を残します。
人間というものは、意識を集中させればさせるほど「身体的な生き物」になっていきます。
集中が高まるほど「めんどくさいな」とか「疲れたな」とかいう主観的阻害要因が除去され、
きわめてロボット的に身体が「成果を出しやすい方」へと衝き動かされていきます。
「スイッチが入ったような状況」と言えばわかりやすいでしょうか。
こういう状況が作れれば、ほぼ確実に望み通りの成果が出ます。
逆に言うと、
そのような「集中できている状態」が作れていなければ、成果を出すのは至難の業となります。
「やりたくない」という主観的阻害要因に心がどうしても占められてしまうからです。
「頭が悪い」とか「才能がない」とかそういうことを嘆く前に、
「どうしたら自分は集中できるのか」をよく考えてみるべきだと僕は思います。
ここまで読んで、もしかすると
「集中することにも才能が必要じゃないの?」と思った方がいるかもしれません。
でもそれは間違いです。
なぜなら、「集中すること」は「本気になること」と同義だからです。
「本気になること」に才能なんて必要ありませんよね。
結局のところ、
「成果を出せる人間=集中できる人間=本気になれる人間」なのです。
勉強でもスポーツでも習い事でも何でも構わないので、
「本気になるということ」を小6までにどこまで深く学べるかどうかが
人生を大きく左右すると僕は思っています。
「集中」と「本気」は来年度のテーマの一端でもあるので、
3月の面談でもお話しさせていただくつもりです。
