この欄にも何度か書いたことのある行きつけの居酒屋が、
7月いっぱいで閉店しました。
店舗移転によるものなのですが、
移転先が手稲区ではないのでなかなか通えなくなります。
寂しいかぎりです。
そこは美味しくてボリュームもありしかも安いという、
三拍子そろった申し分のない(今どき珍しい)お店でした。
でもそのことよりも、
僕は「マスターの仕事ぶり」に最も魅力を感じていました。
一品一品、本当に心をこめて真剣にマスターは作ってくれました。
どんな料理にでも、マスターの心はこもっていました。
それは居酒屋の料理というより、まさに「作品」でした。
ある時僕が「マスターの料理は本当にいつも心がこもってるよね」と言ったら、
マスターは「仕事っていうのは心をこめてするもんだから」とつぶやきました。
そんな素晴らしいマスターの新しいお店の成功を
僕は祈るとともに確信しています。