No.509 H27.2.7

受験生は受験当日にこう自問するものです。

「はたして自分は合格点を取れるのだろうか?」

 

この問いに対し自信を持って「取れる!」と答えるために、

まさにその一点のために、受験勉強はあるのだと僕は思います。

 

中3生は公立高合格に向けて、高3生は国公立大合格に向けて、

まさにラストスパートに入っています。

 

そのラストスパートの一瞬一瞬が「受験当日の自信」につながっていくような、

そういうものでなければ真のラストスパートとは言えません。

 

受験生のみんなには、最後の最後まで気迫のこもった頑張りを期待しますし、

その一瞬一瞬の積み重ねの先にしか合格はないのだということを、

この受験を機に理解してもらいたいと思います。

その理解は大人になってから必ず生きるはずです。

 

受験生だけではありません。

高2生や高1生も、中2生や中1生も、あるいは小学生にとっても、

今取り組んでいる勉強のすべてが、やはり受験当日の自信につながっていくのです。

 

今頑張った分、受験当日の自分の力になれますし、

今なまけた分、受験当日の自分の足を引っ張ることになります。

 

自分の意向に沿うかどうかは別にして、物事はなんでもつながっていくのです。

そのつながりの先に今の自分がいるのです。

だからこそ、「どのようにつなげていくのか」がいつも問われますし、

その「どのようにつなげていくのか」こそが「その人のあり方」であるとも言えます。

 

そう思えば思うほど、「今を大切にしたい」という気持ちが強まってきます。

過去の行いのすべてが現在の自分につながっているように、

現在の行いのすべてが未来の自分につながっていくのですから。

 

たった一度きりの人生、心の底から納得したいものです。