受験生は受験当日にこう自問するものです。
「はたして自分は合格点を取れるのだろうか?」
この問いに対し自信を持って「取れる!」と答えるために、
まさにその一点のために、受験勉強はあるのだと僕は思います。
中3生は公立高合格に向けて、高3生は国公立大合格に向けて、
まさにラストスパートに入っています。
そのラストスパートの一瞬一瞬が「受験当日の自信」につながっていくような、
そういうものでなければ真のラストスパートとは言えません。
受験生のみんなには、最後の最後まで気迫のこもった頑張りを期待しますし、
その一瞬一瞬の積み重ねの先にしか合格はないのだということを、
この受験を機に理解してもらいたいと思います。
その理解は大人になってから必ず生きるはずです。
受験生だけではありません。
高2生や高1生も、中2生や中1生も、あるいは小学生にとっても、
今取り組んでいる勉強のすべてが、やはり受験当日の自信につながっていくのです。
今頑張った分、受験当日の自分の力になれますし、
今なまけた分、受験当日の自分の足を引っ張ることになります。
自分の意向に沿うかどうかは別にして、物事はなんでもつながっていくのです。
そのつながりの先に今の自分がいるのです。
だからこそ、「どのようにつなげていくのか」がいつも問われますし、
その「どのようにつなげていくのか」こそが「その人のあり方」であるとも言えます。
そう思えば思うほど、「今を大切にしたい」という気持ちが強まってきます。
過去の行いのすべてが現在の自分につながっているように、
現在の行いのすべてが未来の自分につながっていくのですから。
たった一度きりの人生、心の底から納得したいものです。